ヤフーニュースから

伊藤丈太さんがコメントだしてました。興味深い記事だったのでアップします。

決勝の宇田のプレーは日本の卓球が到達したことのない紛うことなき最高のプレーだった。だからといって宇田が日本最強だとはまだ言えない。同じレベルのプレーを次回も張本にでき、馬龍や樊振東、オフチャロフや張禹珍にまでできて最強と言える。張本がいるのはそのステージだ。だから張本が宇田に負けて「得るものはなかった」と吐き捨てたくなるのは当然のことだ。誰よりも若いのに誰よりも強く、そして誰よりも激しい練習をする張本。弱冠16歳にしてすでに負けが許されない張本。背負っているものはあまりにも大きい。「負けて元々」と思い切りラケットを振れたらどんなに楽なことか。卓球の試合中に最も必要な精神状態は勝ちたい気持ちではない。それとは対極にあるリラックスだ。しかし選手本人も含めて間違った常識の呪縛から逃れられない。怠惰でやる気のない人間にのみ有効な精神論が、それが不要な超一流選手にまで適用されている誤りがここにある。

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